サーマルスロットリングの悲劇

2019/05/25 2020/05/19

久々にやってしまった…

ぼーっと甘損を見ていた時に、ある1TBのNVMe SSDに目が止まりました。
今は値段が上がってしまったようですが、13,854円にさらに10%引きで12,469円で売ってたので、
「え!? NVMeの1TBってこんなに落ちたの?」と思った瞬間ポチってましたw
愛七號のCドライブは既にIntel 600p 250GBでNVMe化はしていたのですが、Cドライブとデータ用でパーティション分けしたDドライブの容量が少し心もとなくなってきたのと、転送速度が上がってるっぽそうだったので入れ替えする事にしました。

入れ替えにあたり、↓のような外付けのNVMeケースもポチりました。

これ買うとトータルでいい値段になっちゃうのですが、こいつは後々使えるものなので初期投資ということで。
なお、M.2のケースを買う時は必ず「NVMe対応」または「Mキー対応」のものを買うようにしましょう。
「M+Bキー」や「Bキー」のものは使えません。それらはSATA規格用なので遅い&刺さらないです。
(以前、中華ノート絡みで買い間違えました)


買ったケースとSSD(Crucial P1)です。
いつもはCrucialのサイトからAcronisのクローンツールをダウンロードしてきてそれでコピーして終わりなのですが、なぜかインストールが失敗してしまうため、EaseUS Partition Masterを使ってクローンを開始しました。

で、最初は順調だったのですが、処理進捗が50%を超えた辺りから転送が遅くなってきて、100MB/s位まで落ちてきました。
あー、多分サーマルスロットリングだなぁと思い、P1側を扇風機で強制冷却させながら夜も遅かったので朝には終わってるだろうと放置。
が、これがダメでした…

朝起きて画面を見ると、なぜか失敗表示。
ん?と思って更に良く見てみると、600pが表示はあれども空っぽの表示。
ここで悟りました。
「サーマルスロットリング起こしてたの、600pだった… orz」
チンチンに熱くなった状態で6時間以上放置してたら、そりゃコントローラー壊れるわな…
PC再起動しましたが、起動せず&BIOS上でそもそも認識せず… 終わった…

幸いコピー先のP1がCドライブだけはコピー完了していたので差し替えてOSは起動できました。
だけど、Dドライブが…
Linux上に600pをつなげてみましたが、コントローラーが応答なしのようでこちらからのサルベージは絶望的。
あとはパーティションは見えてないがDドライブが途中までコピーされたはずのP1からサルベージするか…と。
EaseUS Data Recovery Wizardを使ってみたところ、見えないDドライブが見えて、ファイルも一覧が見えました。
ただ、無料版は転送500MBの制限があるのでProfessional版をポチり… 普通のSSD買うよりも高くつきました。

やっぱりコピーは途中だったようで一番復旧してほしかったメールデータは多少化けるものの復旧しましたが、
他のオンラインゲームや開発ソースがダメダメでした。
ただ、オンラインゲームはアカウントは生きてるので入れ直せばOK、開発ソースはgitから取り直せばOKな状態だったのでとりあえず何とかなりました。

本当は少し前のバックアップがあったのですが、そのハードディスクを初期化してPC売る時に一緒に付けちゃってました…
メールだけはちゃんとバックアップ取っておこう…

で、落ち着いたところでベンチを取ってみました。

左が600p、右がP1になります。
2〜3割程度スコアが良くなったようです。
シーケンシャルの4KiB 8キュー8スレッドのリードライト凄まじい事になってます。
これで変わらずだと泣きたくなりましたが、ホッとしました。
Windows10の起動も最近グルグルが4回〜5回位でしたが、以前の3回に戻りました。

P1ですが、温度は通常は40℃いかない程度でかつ酷使させてみても55℃からは上がらない感じでした。
一応、600pにつけてたヒートシンクをシリコングリス付けて貼っておきました。

久しぶりにいい勉強させていただきました… orz

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