ThinkPad T60とXen(その4)

2007/01/19 2020/05/18

FedoraCore6とXenでWinXPのインストールに以前挑戦して失敗しましたが、別のディストリビューションだったら動きが違うかもと思って攻めてみました。

今度はOpenSUSE 10.2です。

これもXenはデフォルトで入っていて、しかもノートPCに優しい。
普通にインストールしただけでPCカードスロットと無線LAN(Intel 3945ABG)を認識してくれました。
けど結局の所は一筋縄ではいかず、無線のアクセスポイントにうまくつなぎにいかなくて最終的に無線LANドライバとネットワークサービスを再ロードする事でうまくいくようになると掴むまでに1日費やしました…
あと、サウンドもデバイスを認識はすれどもalsaconfを起動時に毎回実行しないとなぜか音が鳴らない状態で、これは調べるの疲れて諦めました。

ま、WinXPを入れてみようとOSをXenモードで起動したらなぜかXが起動しない…。
元々ATI RADEON X1300はドライバが入ってなかったようでFrameBufferモードで動いていたので、ATIのサイトからLinux用のドライバを貰ってきてインストールした所、あっさり解決しました。

やっとの事で、WinXPインストール開始です。

FC6の時と同様、キーボード認識の所で半角/全角ボタンが利きませんでしたが、強引に進めたら残り時間が39分から減っていくじゃないですか!!
けど、マウスが認識してないようでカーソルが画面右下に貼り付きっぱなしの為、全てキーボード操作で進める事になりました。
けど、1時間半くらいでインストール完了。
待望の起動です。


おぉ…、FC6の時と比べてまったくカクカクせずなめらかにしたのバーが動きます。


普通と大して変わらない待ち時間で起動完了。ちょっと感動…
けどマウスは死んでるので全てキーボード操作です。


画面解像度はデフォルト800×600でしたが、1280×1024まで指定出来たので試しにやってみました。
変更は問題なく出来たのですが、よくよく考えたら液晶は1400×1050なので縦がちょん切れる事に気づき1024×768にすることにしました。


次にマウスの認識してない理由を探るべく、デバイスマネージャを開いてみたところ、あからさまに一つ認識してないものがいました。
しかもPCIデバイスで、他の項目も見た上での推測はUSBを認識してない感じ。
試しにUSBマウスを刺してみましたが認識せず。当たりのようです。
あと、ネットワークも表向き認識してますが繋がらず、音も鳴らず。
ほんとに起動しただけって感じです。


試しにファイル検索中のCPU稼働率を見てみましたが、全然食ってないです。
FC6のXenは一体何だったんだろうって感じです。
これだったらデバイスがちゃんと認識さえしてくれれば十分実用出来そうです。

という事で総評。
まだ簡単インストール/運用は先のようで、使うには早すぎるようです。
ホストOSのハード環境をゲストOSが引き継ぐXenの仕組み上仕方が無いですが、ホストOSでちゃんとデバイス認識/稼働してくれないと意味がないです。
Xenの今後のバーションで改善はされてゆくでしょうが根本はホストOSであるLinuxカーネル & ディストリビューションの発展を期待しない完全仮想化(XPを普通に使う時と同じようなハード構成の仮想化)は無理そうな気がします。

なので、半年くらい置いておいて、CentOS4.5とかOpenSUSE10.3辺りが出た時にまた試してみることにします。

いじょ。

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