2007/01/21 2020/05/18
先日手に入れた絞り羽根が内部分解している24mm F2.8を直すべく注文した吸盤オープナーが届いたので、早速分解作業を開始しました。
こんなやつです。まとめるとコンパクトになります。
これで上下合わせて12サイズの飾り蓋が外せます。。
飾り蓋さえ取れればこっちのもんさとばかりに、オープナーで外しにかかったのですがちょっと回れども以降うんともすんとも言わず…。
どうもネジ山が変に噛み込んでるみたい…。
556をネジ山に流し込んだり、レンズを温めたりしたけど全く無反応なので、例の如くピキーンときたオイラは飾り蓋とオープナーを瞬間接着剤で付けて取る暴挙に出ました。
それでも結構固かったのですがなんとか取れました。
ということで飾り蓋の汚さは涙を飲んで諦めましょう。という事で、進攻開始です。
飾り蓋を取った状態。絞り羽根が変な状態でとっちらかってるのが分かります。
で、中玉を取り外し、中を見てみるとなんか汚すぎる。
水没でもしたのか!? それにしては前玉、中玉、後玉はチリすら無い状態でいたってキレイ。
ロック用の接着剤からみてもバラされた形跡が無さそうなので、ここまで汚い原因が読めません…。
固定用の針金を外し、いざ絞り羽根にアクセスという所で最大のヘマを冒しました。
写真の上下にある丸いポッチがカニ目用の穴かと思って回してしまったんです。
実はそのまま持ち上げるのが正解。
回しちゃったらパキパキッと妙な音がして、取れた時には…
な、なんぢゃこりゃぁ?!!状態。
絞り羽根を固定する突起が取れまくって穴が…。
でもちゃんと取れても腐食しちゃってて修復は不可能だったようです。
さぁ、ここまで来て絞り羽根を付け直すだけで使えるというオイラの安易な考えは無残にも打ち砕かれました。
で、以前分解昇天させた75-300mmの絞り羽根がピピーンと頭に浮かんだのですが、まぁこんなもの使わないだろとストックせずに捨ててました。orz
で、次に頭に浮かんだのは以前ジャンクで手に入れたもののなにげにカビ無し完動品である80-200mmです。
この間70-210mmの修復の時に一度中を覗いてみましたが結構機構が複雑そうだったので諦めた物でしたが、頑張ってみる事にしました。(m氏、という事で譲れなくなりました。m(_ _)m)
なんとか絞り羽根にアクセス成功。比較してみました。
手前が80-200mm、奥が逝ってる24mmの羽根です。
ビミョーに80-200mmの方が大きいですが、突起の位置は一緒っぽかったのでダメモトで採用。
ちょっと羽根に誤って接着剤が付いてしまい、絞り開放にもってこうとすると一瞬ひっかかるようになってしまいましたが試しに撮ってみたらイケテルようです。
という事で24mm修復完了!!
あと、50mm F2.8 Macroは吸盤オープナーで前玉のアクセスが出来るようになったので前玉のカビを取り除きました。
結局中玉のカビはどうしても取れませんが、とりあえず撮るのに影響は出てないです。
またレンズコレクションが増殖…。
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