自宅10GbE化 その3

2024/02/15 2024/02/15

次はSFP+で実際に10GbE通信をやってみようということで、蟻さんで頼んでいたブツ達が届いたのでお試しで接続してみます。
今回届いたものはこちら。すべてが初めて見るものですw

レシーバーと呼ばれるSFP+ポートに挿すアタッチメントです。 これを変えることで従来のRJ45 LANケーブルでの接続だったり、光ファイバー接続だったりと色々な接続に切り替えることができます。今回は以下を購入。

1GbE RJ451本1GbE環境接続考慮の予備
2.5GbE RJ451本WiFiアクセスポイント用(2.5GbEなので)
10GbE 光ファイバー4本メインPC、NASの本体側&スイッチ側用

1本あたり1300円位で手に入りました。
挿す側のスイッチが自社レシーバーかをチェックするケースもあるようで色々何用とかありましが、一番メジャーそうなCisco/Microtik用というのにしてみました。

なお、今回は男のロマン、光ファイバー接続をメインにやっていきたいと思ってますw (本来はRJ45接続の10GbEでも十分なはずです)

これに絡んで次がPC本体側に挿すSFP+カードになりますが、Mellanox ConnectX-3(CX311A)というカードです。1枚4500円を2枚購入。

あとは光ファイバーケーブルです。 規格が色々ありますが、OM3(Optical Multimode)で10Gbit対応のものを買っておけば良さそうです。 ケーブルの色も規格で決まっていて、アクア色という青緑っぽい色になります。 とりあえず2mのものを2本購入。1本1500円位でした。

で、あともう一つ買いましたw これです。

Seeker SKS8300-8XというL3スイッチです。8ポートのSFP+ポートでなんと17,000円弱で手に入りました。
値段もそうですが「八丁」(遠くからみると「ハブ」にも見える。そういうこと?)というロゴも怪しいですが、AT-x510-28GTXの4ポートだけだと心許ないなぁと思ってた所だったのと一応使ってる人のブログとかは見つけたのでポチッてみました。

コンソールポートも付いていてコマンドも投げられますが、付いてきた説明書はハードウェア周りの説明のみなので、ここからダウンロードしました。

12X和8X命令行手册2.0.zipコマンドリファレンス (英語)
Web用户手册-L3-v1.0.pdfWeb管理画面の説明書(中国語)
SKS8300-8X-V1-V300SP10231222-C200117-U.imgファーム。show versionで現状見たら同じものでした

コントローラーはRealtekのRTL9303-CGというもののようなのでそんなに悪いものでもなさそうです。

まずはメインPCにカードを取り付けていきます。
サクっと挿して終了。

外側はこんな感じです。これにレシーバーを挿していきます。

レシーバーは挿したらロックがかかって抜けなくなりますが、これをどう解除するのかを見てみました。
これはRJ45のレシーバーですが、この場合は口の周りの金具を下に下ろすとロックが外れるようになってます。

これが今回挿す光ファイバーのレシーバーです。正式には10GBASE-SRのレシーバーとなります。
こいつは針金みたいな所を下に降ろすとロックが外れるようになってました。

で、カードに挿し込んだの図。次にNAS側も同様にカード増設から。

ローハイトのカードが1枚挿せるのですが、そもそもギチギチなのでケーブルの逃げ場にしてました…。

何とか隙間にケーブルを逃がし…

装着完了。ちょっと熱がコモりそうですがしょうがない‥
あとは同様にSKS8300-8Xにもレシーバーを挿して、ケーブル挿してで物理作業は完了です。

NAS側はNICのデバイス名が別途振られますが、元々の1GbEがメインNICになっているので/etc/network/interfacesの設定をちょろっと変える必要があります。
メインPCはWindows11ですが勝手に認識しました。
後から知ったのですが、Mellanox ConnectX-3は最近のPコア、Eコアを持つIntel CPUだとブルースクリーンで落ちるようです。
ウチはRyzenなので救われました。

とりあえず通信の準備はできたので、iperf3でテストしてみた結果がこれ。

Connecting to host 192.168.1.xxx, port 5201
[  4] local 192.168.1.xxx port 59075 connected to 192.168.1.xxx port 5201
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-1.00   sec   736 MBytes  6.18 Gbits/sec
[  4]   1.00-2.00   sec   792 MBytes  6.64 Gbits/sec
[  4]   2.00-3.00   sec   801 MBytes  6.72 Gbits/sec
[  4]   3.00-4.00   sec   866 MBytes  7.27 Gbits/sec
[  4]   4.00-5.00   sec   860 MBytes  7.21 Gbits/sec
[  4]   5.00-6.00   sec   845 MBytes  7.09 Gbits/sec
[  4]   6.00-7.00   sec   897 MBytes  7.52 Gbits/sec
[  4]   7.00-8.00   sec   886 MBytes  7.44 Gbits/sec
[  4]   8.00-9.00   sec   828 MBytes  6.95 Gbits/sec
[  4]   9.00-10.00  sec   756 MBytes  6.34 Gbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-10.00  sec  8.07 GBytes  6.94 Gbits/sec                  sender
[  4]   0.00-10.00  sec  8.07 GBytes  6.94 Gbits/sec                  receiver

iperf Done.

…あれ。遅くても9Gbits/sec位いくのかと思ったら6~7Gbits/sec位。

Crystal Disk Markでもテスト。(NAS側はSamba)

これが1GbE時のアクセススピードで、これに対して10GbEの結果は…

うーん、速くはなったけと、ちょっと思ってたんと違う感じ。

なんか設定だろうなぁ…ということで色々調べていきます。


関連記事

コメントとトラックバック

    コメントはありません

    コメントを残す

    CAPTCHA


    トラックバックURLhttps://e-tune-mt.net/ylab/7221/trackback