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Teclast X98 Air 3G Android4.4.0 + Win8.1 デュアルブート化

2014/12/20 2020/05/19

Teclastからデュアルブート版が発売された事に伴って、TeclastのBBSにもシングルブート版に対するデュアルブート化の手順が掲載されましたので試しにやってみました。

当ててはみたものの、結果としては公開されていたWin8.1 with Bingがアクティベート過多で認証出来なくなっており、使えない状態でした。
未認証状態だとWin8.1proへのアップグレードも出来ないですし、電話によるアクティベートは多分メーカーへ連絡という事で受け付けて貰えないと思われます。

この為、X98 3GのWin8.1proのイメージを使って一旦中国版のWin8.1proを導入し、言語パック導入で日本語化、アクティベーション実行を行って使えるようになりました。

なので試される方は8.1proのライセンスを事前に用意される事とお勧めします。

なお、今回は結構作業手順が面倒なので備忘録がてら要点だけ残しておきます。

 
 
 

※ワタシのX98 Air 3GはAndroid版(C6J6)になります。
 

備忘録(インストール編)
  • 参考にしたのはhttp://bbs.teclast.com/thread-259406-1-1.html
  • AndroidはTeclast公式の4.4.0 v2.0.0を使った
  • Windows版は参考ページの8.1 Bing。ただ、前述の通りライセンスが登録台数超えで別登録が必要。なのでPro化した。
    Win8.1proの導入用イメージはhttp://pan.baidu.com/s/1eQpJ9iax98_3g_windows_image_20140830.rar取得。(Pass:cwrf)
  • WindowsインストールにはUSBメモリ2つ必要(1つはFAT32で、もう一つはNTFSでフォーマット)
    持ってるUSBメモリの中身を消したく無かったので、マルチメディアリーダ/ライタにCFカードとSDカードを挿して代わりとした
  • Dual化の大きな流れは、
    1. BIOSをAndroid版に戻す(Win化 & デュアル版BIOSを既に入れていた為)
    2. Manufacturing Flash ToolでAndroidをインストール
    3. BIOSをデュアル版に入れ替え
    4. Windows8.1インストール
  • Andoidインストール時の注意点は、
    • 解凍したファイルの中のpartition.tblを以下で書き換え。
      partition_table=gpt
      create -z /dev/block/mmcblk0
      create /dev/block/mmcblk0
      boot -p /dev/block/mmcblk0
      reload /dev/block/mmcblk0
      add -b 40 -s 131072 -t efi -u C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B -l ESP -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 131112 -s 131072 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-FFFFFFFFFFF0 -l reserved -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 262184 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000100 -l boot -T 3 -P 15 /dev/block/mmcblk0
      add -b 294952 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000101 -l recovery -T 3 -P 14 /dev/block/mmcblk0
      add -b 327720 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000102 -l fastboot -T 3 -P 13 /dev/block/mmcblk0
      add -b 360488 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-FFFFFFFFFFF1 -l reserved_1 -T 3 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 393256 -s 131072 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000104 -l test -T 3 -P 12 /dev/block/mmcblk0
      add -b 524328 -s 65536 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000001 -l panic -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 589864 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000002 -l factory -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 622632 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000003 -l misc -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 655400 -s 32768 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000004 -l config -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 688168 -s 2097152 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000005 -l cache -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 2785320 -s 524288 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000006 -l logs -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 3309608 -s 2621440 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000007 -l system -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      add -b 5931048 -s 10240000 -t data -u 80868086-8086-8086-8086-000000000008 -l data -T 0 -P 0 /dev/block/mmcblk0
      reload /dev/block/mmcblk0
    • Manufacturing Flash Toolでの更新時の留意点は
      • 本体はDnXモード(プラスとマイナス押しながら電源on)にすると更新が開始される
      • 5%になったら本体の電源を10秒長押しして一度切り、Droidbootモード(マイナス押しながら電源on)にすると進む
      • 10%で止まるようならVID,PIDを再チェック
  • Windowsインストール時の注意点は、
    • 双系统-升级工具のWINPEフォルダの中身をUSBメモリ(FAT32)にコピーする(WINPEフォルダ自体はコピーしない)
    • 双系统-Windows8.1-系统安装文件(images)のimagesフォルダをUSBメモリ(NTFS)コピーする(imagesフォルダごとコピーする)
      その上でx98_3g_windows_image_20140830.rarを解凍したimagesフォルダの中にあるinstall.wimをUSBメモリ(NTFS)のimagesフォルダに上書きコピーする
    • 双系统-Windows images分区文件.rarを解凍し、中にあるWIMPART_DUAL.TXTをUSBメモリ(NTFS)のimagesフォルダにコピーする
      なお、その記述にあるshrink minimum=4800は3000位まで減らした。(install.wimが元より小さいので)
      これによりCドライブの容量が少し増やせる。(↑は回復パーティションとして永続確保される)
    • インストール中、xmlファイルのなんたらがFileかDirectoryかを聞いてくるかもしれない。
      聞いてきたら『F』[Enter]で進められる。
備忘録(インストール後編)
  • 全体として、以下のページに色々適用しておきたいツールが置かれている。(以下『ツールページ』)
    http://forum.xda-developers.com/android/general/teclast-x98-air-3g-tablet-9-7-2048×1536-t2913035/
  • Andoid側としては、
    • Google Playを起動しようとするとアプリが落ちる。
      FIXがツールページのGOOGLE PLAY STORE FIXに書かれている。適用にはroot化が必要。
      root化はツールページ上方にあるFRONTIERS X98 TOOLBOXをPCにダウンロードしてUSB接続してからバッチを起動するだけでOK。
    • マイクロフォンのパッチがツールページのMICROPHONE GAIN FIX FOR ANDROID 4.4.4に書かれている。
      こちらもroot化が必要。
      /systemのファイルをいじる事になるが、/systemがreadonlyでマウントされている為、以下でマウントし直してからコピーする事。

      su
      mount -o rw,remount /dev/block/mtdblock3 /system
  • Windows側としては、
    • カメラ映像が上下逆転するので、修復方法がツールページのINVERTED CAMERA FIXに載っている。
      流れとしては、

      1. デバイスマネージャからKionix KXCJ9 Accelerometer SPB→Googix Touch HID→Intel HD Graphicsの順で削除(ドライバーソフトウェアも削除)
      2. OS再起動
      3. ダウンロードした内容でIntel HD Graphics→Googix Touch HID→Kionix KXCJ9 Accelerometer SPBの順でインストール
      4. OS再起動
    • 上記対応後、OS再起動後にタッチパネルが上下左右逆転する場合があるので、起動時にドライバリセットするようなバッチセットを導入する。(ツールページのINVERTED TOUCH FIX UNDER WINDOWS)
      なお、gpedit.mscは8.1withBingには無いので注意。(後入れも出来るが実際設定しても動かないので意味無し)
      また、Goodix Touch HIDのドライバ削除でOSが落ちてしまう場合がある。
      この場合はドライバの実ファイルを削除した上でデバイスマネージャ上から削除すればちゃんと消える。
      ログイン時に反転している場合は数秒待てば正常になる。
    • Bluetooth、WifiドライバのアップデートがツールページのUPDATED WIRELESS AND BLUETOOTH DRIVERSに記載がある
    • スリープがうまく動かない場合はツールページのSLEEP PROBLEM IN WINDOWS 8.1を参照の事。
    • バッテリの総量が36,000mWhとなっているがAndroid側でツールページのBATTERY CALIBRATION FIX UNDER ANDROIDに書かれているツールをインストール/実行後、バッテリを使い切ってWindowsを立ち上げると正しいサイズ(8500mWh?)に治っているかもしれない。
      ワタシのは12,000mWhバッテリに換装しているが、上記で14,432mWhになった。

      →2014/12/28追記 また元の31,164mWhに戻りました…
    • Android側を使った後、時刻が猛烈にズレる。
      レジストリ追加(RealTimeIsUniversal=1)してもAndroid側でRTCへの書き出し頻度が低いのか効果無し。
      Windows側に桜時計をインストールし、タスクスケジューラでログオン時とロック解除時にバックグラウンドで時刻変更を行うようにしたら幸せになれた。
      (この場合、RealTimeIsUniversalは削除する事。残ってると時刻設定に失敗する)
    • 日本語言語パック導入しても以下の操作をしないと微妙に英語表記や中国語表記が残るので注意。
      1. コントロールパネル→地域→管理→ようこそ画面と新しいユーザーアカウント→設定のコピーを確認する
      2. 全て日本語になっていないようなら下部のチェックボックスをチェックし、OKすれば直る
         
備忘録(使用上)
  • Android側を使ってシャットダウンで落としてから電源投入してもOS選択の画面が出ずにAndroidが立ち上がってしまう場合がある。
    この場合は本体のボリューム『+』を押しながら電源投入する事でOS選択の画面になるはず。
  • 逆にWIndows側を使ってから再起動でOS選択の画面あらAndroidを選択してもDnXモードが起動したり、再起動を繰り返す場合がある。
    この場合は電源ボタン10秒押しで電源断してから起動すれば治るようだ。
  • ストレージの空きはAndroid側で総量が4.73GBに対して3.5GB程度。Windows側は総量18.2GBに対し10.3GB程度。
  • Windows側は一般的には回復パーティションの削除(diskpartでのdelete partition override)を行う事で空きを増やせるが、受け付けてくれない。フリーのパーティション操作ソフトで強引に削除するとOSが落ちて起動しなくなるので注意。
  • 画面の自動回転に対するレジストリ修正値が今までから更に変わったようだ。こちらに修正値追記しました。
  • Macbook Pro Retina上で動かしたWin8でもそうだが、MacTypeはRetinaでも効く=X98にも効く。
    個人的にはこっちの方が見やすい。
 

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