2014/08/27にAndroid 4.4とWindows8.1の新ファームが公開されました。
ワタシのX98は既にWindows8.1化しているのでまたOSやらアプリやら入れ直すのは面倒…。
なので、BIOSアップデートとドライバアップデートだけで済ます事にしました。
備忘録ついでに手順を残しておきます。
なお、本手順はあくまでワタシ個人が勝手に作り出したものです。
この手順を実施する場合はリスクを承知の上で実施して下さい。(最悪の場合レンガになる可能性もあります)
実施した事で発生したトラブルや問題等に対してTeclast社、ワタシは責任を取りません。
※注意 ドライバインストールは結構手順が面倒です。面倒臭がりの方は正しい手順でのアップデートを推奨します。
1. 必要なものを準備する
まずはハード。以下を準備します。
- Teclast X98 3G
- Windows7以降のPC(ワタシの環境ではWin8.1 x64とOSX上のParallelsで走らせたWin8.1 x64で動作を確認しています)
- USBメモリ(ネットワーク越しにX98からWindows PCのファイルを参照出来る場合は必要ありません)
- USBハブ: 親側のコネクタがmicroUSBのもの。1ポートあれば問題無いが念の為キーボード/マウスも接続できるように3ポートあると吉。
セルフパワー仕様でなくても安いバスパワーのやつで大丈夫でした。オススメはコレ。
USBキーボードがmicroUSBのコネクタであればUSBハブは必要ありません。
- USBキーボード
次にソフト。以下をWindows PCに準備します。全てはここからダウンロード出来ます(Pass : 7cmp)
- FPTW
- ダウンロード方法
『X98 3G通刷+win8』→『X98 3G Windows固件及BIOS-20140807版』→『FPTW』の順にフォルダのリンクをクリックします。
ファイル一覧になるので全てのファイルのチェックボックスにチェックを付け、『下载』をクリック。
ウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればまとめられたzip(【批量下载】Rom_8MB_Tablet_Android等.zip)がダウンロード出来ます。
- 0807版BIOS
- ダウンロード方法
『X98 3G通刷+win8』→『X98 3G Windows固件及BIOS-20140807版』→『fpt-tools-package』の順にフォルダのリンクをクリックします。
『Rom_8MB_Tablet_Windows.bin』のチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックするとダウンロード出来ます。
- X98_3G_Windows_20140807
- ダウンロード方法
『X98 3G通刷+win8』→『X98 3G Windows固件及BIOS-20140807版』の順にフォルダのリンクをクリックします。『X98_3G_Windows_20140807.part3.rar』のチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックしダウンロードします。
同様に『X98_3G_Windows_20140807.part2.rar』『X98_3G_Windows_20140807.part1.rar』もダウンロードします。
※立て続けにダウンロードしようとするとダウンロードが途中で切れて失敗する事が多いようです。
1つダウンロードして完了したらまたダウンロードするようにした方が失敗する確率が減りました。
2. BIOSアップデート
- 『【批量下载】Rom_8MB_Tablet_Android等.zip』を解凍し、解凍されたフォルダ名を『FPTW』にリネームします。
- 『Rom_8MB_Tablet_Windows.bin』を上記のFPTWフォルダにコピーします。
- 上記FPTWフォルダをネットワーク越しなりUSBメモリ経由なりでX98のC:¥直下にコピーします。
- X98でコマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 以下コマンドを実行します。
- 『cd c:¥fptw』[Enter]
- 『fptw -f rom_8mb_tablet_windows.bin』[Enter]
しばらく処理が動き、『FPT Operation Passed』の表示が出てプロンプトに戻ってきたら完了です。
- Windowsを再起動します。無事立ち上がればアップデート完了です。
なお、空きメモリを増やしたい場合は続けて以下手順を行って下さい。
- USBキーボードをX98に接続し、X98のWindowsを再起動します。
- 画面が暗くなったらDelキーを連打し、BIOS設定画面を開きます。
- 以下設定を変更します。
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[DVMT Pre-Allocated]を128Mに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[DVMT Total Gfx Mem]を128MBに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[Aperture size]を128MBに変更
- [Save & Exit]→[Save Changes and Exit]を実行します。
- OSが起動すれば完了です。
3. 更新ドライバー抽出
Windows PC上の作業となります。
なお、使用するコマンドの都合上、Windows7以上のPCでないと作業できません。
- 『X98_3G_Windows_20140807.part1.rar』を解凍します。(自動的にpart2、part3も含めて解凍されます)
- 解凍されたフォルダ名を『X98base』にリネームし、C:¥直下に移動させます。
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 以下コマンドを実行します。
- 『mkdir c:¥x98basemnt』[Enter]
- 『cd c:¥x98base』[Enter]
- 『dism /mount-image /imagefile:images¥install.wim /index:1 /mountdir:c:x98basemnt』[Enter]
『イメージをマウントしています』表示でしばらく処理が動き、『操作は正常に完了しました』表示後プロンプトに戻ってきたら完了です。
- 『exit』[Enter]
- デスクトップに『X98driver』フォルダを作成します。
- Cドライブ直下に『x98basemnt』というフォルダが出来ているはずです。
その中のフォルダを『Windows』→『System32』→『DriverStore』→『FileRepository』の順で開きます。
(System32が見えない場合はフォルダオプションで隠しファイルにチェックを付ければ見えるようになります)
- 更新日時で並び替えを行い、直近日付のフォルダをX98driverフォルダへコピーします。
ワタシの場合は前回ファーム提供が6月だったので6月以降の更新日付のものを対象とし、実際は3/18更新日以降で一番若いのは7/21更新だったのでそれ以降のフォルダを対象としました。
- 開いてあったコマンドプロンプトから以下コマンドを実行します。
- 『dism /unmount-image /mountdir:c:¥x98basemnt /discard』[Enter]
『イメージのマウントを解除しています』表示でしばらく処理が動き、『操作は正常に完了しました』表示後にプロンプトに戻ってきたら完了です。
- 『exit』[Enter]
- デスクトップの『X98driver』フォルダをネットワーク越しなりUSBメモリ経由なりでX98のデスクトップにコピーします。
- 『c:¥x98base』『c:¥x98basemnt』フォルダは削除してしまって構いません。
4. 更新ドライバー適用
X98での作業となります。
- デスクトップの『X98driver』フォルダの中の各々のフォルダを開き、中にある*.infファイルを右クリック→インストールを選択します。
※再起動を聞いてくるかもしれませんが一旦無視で大丈夫です。
- 一通り入れ終わったらWindowsを再起動します。
これで作業は完了です。『X98driver』フォルダもそこそこ容量があるので消してしまって構いません。
今後、Teclastから同様にWin8.1ファームが公開されたら同じ手順でOS再インストールする事無くアップデートが多分出来ると思います。
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