Vistaにはメイリオというきれいなフォントがありますが、今までのMSゴシック等と比べて同一フォントサイズでも文字幅が広く、単純にシステムフォントを入れ換えると違和感がありました。
なので、あまりメイリオを使う機会が無かったのですが最近ネットをウロウロしていたらメイリオをMSゴシックと同等幅に改造する方法がある事を知り、早速やってみた所良い結果が得られたので紹介します。

(行うにあたり、こちらのサイトを参考にしました)

注意：ここに書かれている内容はあくまで参考として下さい。
　　　　同様に行った事による不具合が発生しても一切責任は持ちません。あしからず

MeiryoKeを用意する

メイリオから等幅版のMeiryoKeというフォントを作成するツールがあります。
このあたりはライセンス的に公的使用は×なので、個人で楽しむという事で自分で探してみてください。
ググれば色々出てくると思います。

IEのフォントをMeiryoKeにしてみる

IEのメニューから[ツール]→[インターネットオプション]→[全般]→[フォント]にて、
WebページフォントをMeiyoKe_PGothicに、テキスト形式フォントをMeiryoKe_Gothicに変更します。
これだけでWebページの雰囲気がガラっと変わります。
メイリオだと表示が崩れたりするページがあったりしましたが、MeiryoKeなら問題無いです。

画面のデザインを変更する

デスクトップから右クリック→[個人設定]→[ウインドウの色とデザイン]→[デザイン]→[詳細設定]にて、
指定する部分を一つ一つ選択してゆき、フォントを全て『MeiyoKe_PGothic』に変更します。
※私の環境はAeroを使っていないため、若干詳細設定画面へたどり着くプロセスが違うと思います

これでさらに見栄えが変わります。
ただ、これでも変わらない部分がありますので、次の作業を最後に行います。

システムフォントを変更する

レジストリエディタ([スタート]→[ファイル名を指定して実行]→『regedit』)により、以下の部分に対して修正を行います。

HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindows NTCurrentVersionFontLinkSystemLink

"Lucida Sans Unicode" = "meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"　へ変更
"Microsoft Sans Serif" = "meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic" へ変更
"Tahoma" = "meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic" へ変更

HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindows NTCurrentVersionFontSubstitutes

"Microsoft Sans Serif,0" = "MeiryoKe_UIGothic,128" を追加
"MS Gothic,128" = "MeiryoKe_Gothic,128" を追加
"MS PGothic,128" = "MeiryoKe_PGothic,128" を追加
"ＭＳ Ｐゴシック,128" = "MeiryoKe_PGothic,128" を追加
"MS Shell Dlg" = "MeiryoKe_UIGothic,128" へ変更
"MS UI Gothic,128" = "MeiryoKe_UIGothic,128" を追加
"ＭＳ ゴシック,128" = "MeiryoKe_Gothic,128" を追加

HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindows NTCurrentVersionGRE_Initialize

"GUIFont.Facename" = "Tahoma" へ変更

あとはHKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetControlFontAssocAssociated DefaultFonts配下も修正するようなのですが、私の環境ではIME(Japanist2003)のステータス表示(テキスト)が汚い表示になってしまったので変更していません。

この方法はXPでも同様に適用できるので、仕事用のXPのPCも同様にやってしまっていたりします。