.NET Framework3.5をインストールしようとすると、0x800F922が出てネットで公開されているどの手順でも回避出来なかったのでOS自体入れ直す事にしました。
元の手順とは別ですがそこそこシンプルな手順でやってみました。
日本語言語パックだと一部正しく日本語になってない箇所があって気になってましたが、これは正規のOSインストールの流れなのでこれも回避できます。
1. 必要なものを準備する
まずはハード。以下を準備します。
- Teclast X98 3G
- Windows PC(ワタシの環境ではWin8.1 x64とOSX上のParallelsで走らせたWin8.1 x64で動作を確認しています)
- USBメモリまたはUSBカードリーダー & microSDカード : ワタシは後々X98に刺そうと思っていたmicroSDを一時的に使う為、後者としました。
- USBハブ: 親側のコネクタがmicroUSBのもの。1ポートあれば問題無いが念の為キーボード/マウスも接続できるように3ポートあると吉。
セルフパワー仕様でなくても安いバスパワーのやつで大丈夫でした。オススメはコレ。
- USBキーボード
- USBマウス
次にソフト。以下を準備します。
- Windows8.1 32bit版(ワタシはproを用意) DVD
※64bit版はAtomプロセッサ搭載機は32bit UEFIの為、ブートが不可能という事でインストール出来ないようです。
- X98 3G Android〈=〉Win8.1 TP驱动 (Pass : 123k)
- ダウンロード方法
フォルダの『X98 3G Android〈=〉Win8.1 TP驱动』のリンクをクリックするとファイル一覧になるので
以下の対象ファイルのチェックボックスだけを選択し、『下载』をクリック。
ウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればまとめられたzipがダウンロード出来ます。
- 対象ファイル
- adb命令.rar
- fpt-tools-package.rar
- FPTW.rar
- teclast_intel_usbdrv_tools.zip
- ダウンロード方法
画面下部の『联通下载』か『 电信下载』をクリックすればダウンロード出来ます。
- 対象ファイル
- iSocUSB-Driver-Setup-1.0.4.exe
- IntelAndroidDrvSetup1.5.0.exe
- ManufacturingFlashTool_Setup_6.0.30.exe
- CUSTOM_CONFIG.INI
- Windows 7 USB/DVD Download Tool
- x98_3g(hkc1)_v1.13_20140717_113A.zip (Pass : pji5)
- ダウンロード方法
画面上部の『下载(312.23M)』をクリックするとウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればそのファイルがダウンロード出来ます。
- Release_X98_3G_20140627.rar (Pass : n2l1)
- ダウンロード方法
『台电x983G』フォルダのリンクをクリックし、『Win8_6月27日更新BIOS』フォルダのリンクをクリックします。
『Release_X98_3G_20140627.rar』のチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックするとダウンロードできます。
- Windows8.1ドライバセット (Pass : jxpq)
- ダウンロード方法
『X98驱动备份』フォルダのチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックするとダウンロードできます。
2. Windows8.1インストール媒体の作成(USBブート)
USBメモリ(またはUSBカードリーダー接続の記録媒体)にWindows8.1のインストールイメージを作成します。
- 『Windows 7 USB/DVD Download Tool』をWindows PCにインストールします。
- Windows 7 USB/DVD Download Toolを起動し、Windows8.1 32bit版を用意したUSBメモリに導入します。
- Windows8.1ドライバセットを解凍したものをUSBメモリにコピーします。
(X98フォルダを作成し、その下にワタシは置きました)
3. Androidファームを1.11→1.13にアップデート(ここは元手順と変わらず)
- X98でAndroidの設定を開き、メニューの下から2番目をタップし右上のトグルをonにしたうえで、USBなんたらのチェックをonにします。(USBデバッグモードを有効にする)
- Windows PCでiSocUSB-Driver-Setup-1.0.4.exeをインストールします。
- IntelAndroidDrvSetup1.5.0.exeをインストールします。
- ManufacturingFlashTool_Setup_6.0.30.exeをインストールします。
- CUSTOM_CONFIG.INIをManufacuringFlashToolのインストール先へコピーします。
※x86の場合はc:¥program files¥intel¥manufacturing flash tool¥配下
※x64の場合はc:¥program files(x86)¥intel¥manufacturing flash tool¥配下
- ManufacturingFlashToolを起動し、File→Settingsを開きます。
- X98をWindows PCへ接続します。
- デバイスマネージャを開き、Intel Android Phone→Intel Android ADB Interfaceを右クリック→プロパティ→詳細を開いてプロパティから『ハードウェア ID』を選択し、書かれているVIDとPIDを控えます。
- X98をシャットダウンし、電源を切ります。
- 6.で開いた画面のSOC DevicesのVIDを『8087』、PIDを『0A65』に変更し、
Android DevicesのVIDとPIDを8.で控えた内容に変更します。
- x98_3g(hkc1)_v1.13_20140717_113A.zipを解凍します。
- File→Openにて、11.で解凍した中にあるflash.xmlを選択します。
- Status Messagesに Ready to flash! の表示となったらX98の電源ボタン、音量+-の3つを同時押ししロゴが表示されたら指を離します。
- 進行バーが11%の所で止まる為、再度8.と同様にVID、PIDを控え、10.のAndroid Devicesを再度変更します。
- 進行バーが進み100%となったら、X98の電源ボタンを10秒押し電源を切ります。
- X98の電源ボタンを押して起動し、Androidが立ち上がったら設定を開き、メニューの一番下をタップしBuild Numberが1.13になっていたら完了です。
4. Windows用BIOSの適用(ここは元手順と変わらず)
- Windows PCでドライブ直下に英数字のディレクトリを作成します。(以下手順ではc:¥x98とします)
- c:¥x98配下にadb命令.rarとfpt-tools-package.rarを解凍します。
- Release_X98_3G_20140627.rarを解凍し、中にあるTD01X983G.BINをc:¥x98¥fpt-tools-package配下へコピーします。
- コマンドプロンプトを管理者で起動します。
- 以下を入力します。
- c: [Enter]
- cd ¥x98 [Enter]
- adb push fpt-tools-package data/local/tmp/ [Enter]
- adb shell [Enter]
- cd data/local/tmp/ [Enter]
- chmod 0777 FPT [Enter]
- su [Enter]
- ./FPT -F TD01X983G.BIN [Enter]
y/nを聞いてきたらY [Enter]を行うとBIOSアップデートが開始されます。
- X98の電源ボタンを10秒押し電源を切ります。
5. BIOS設定 & Windows8.1 インストール
- X98にUSBハブを接続し、USBハブにキーボードとマウス、Windows8.1を入れたUSBメモリを接続します。
- X98の電源ボタンを押して、その後delキーを連打します。
- しばらくするとBIOSの画面になります。以下を設定します。
- [Advanced]→[CPU Configuration]→[Power Technology]をdisableに変更
(Turbo Boostが効かなくなる為、クロックは1.33GHz固定になります。Wifiに問題が無ければ元のままでも良いと思われます)
- [Advanced]→[Miscellacneous Configuration]→[Enable DBG2 Table]をDisabledに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[DVMT Pre-Allocated]を128MBに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[Aperture size]を256MBに変更
- [Save & Exit]→[Save Changes and Exit]を実行します。
- USBメモリの内容に問題が無ければWindows8の起動画面になり、その後通常のWindows8のインストール画面になります。
画面に従って進めていきます。
- インストールが完了したら、次手順に進みます。
6. 各種ドライバインストール
- USBメモリにコピーしたWin8.1ドライバセットのフォルダ(ワタシの場合はX98)配下の各zipを解凍します。
- それぞれ解凍した中に*.infファイルがあるので、infファイルを右クリック→インストールを選択します。
- ※再起動を聞いてくるかもしれませんが一旦無視で大丈夫です。
- Comneon_High_Speed_Modem_Driver_part.zipについては、解凍後の
3.33.0¥WMC_comneon2_3.33.0¥_disk¥setup.exeを実行します。
『This Setup cannot run on the current operating system』という表示のウインドウが表示されますのでOKをクリックします。
プログラム互換性アシスタントが起動しますので、『Run the program using compatibility settings』をクリックするとインストーラーが起動します。
- 一通り入れ終わったらWindowsを再起動します。
7. タッチパネルの有効化
ここまでではまだタッチパネルが有効になっていない状態です。
以下の手順で有効にする事が出来ました。
- Sprashtop Streamerをインストールします。ここからダウンロードできます。
- 特にサーバーを起動させておく必要は無いのでインストール中の質問は最小限で答えておきます。
これで再起動するとタッチパネルを認識するようになります。
この状態で.NET Framework3.5をインストールしてみましたがエラーにならずに入りました。(^^)
さぁ、また色々設定せねば…
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