DAPとイヤホン

2024/02/18 2024/02/18

コロナに入る前はiPhoneとAirPodsモドキで音楽を聞きながら通勤していたのですが、リモートワーク以降AirPodsモドキも行方不明になり週一の通勤でも音楽を聞かずという状況でした。

通勤時にちょっとUdemy見たいなと思い、新しくBluetoothイヤホンを買いました。

5000円前後くらいのでと思い、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSというがちょうどセールだったのでポチりました。
一応その価格帯の中でドライバーが大きいもの(14.2mm)、再生帯域が広いもの(20Hz~40kHz)でこれに行き着きました。

で、通勤中はそれで満足してたのですが、ワンコ散歩中には音楽聴きたいなーとも思って、Plex経由で自宅のMP3を聴き始めたところで考えてしまったのがちょっと失敗ではあるのですがw、
「やっぱり音はそれなりだなー」
「そういやSOUNDPEATSがLDAC対応と書いてあったなー、コーデック変えたら音変わるんだろうか」
「iPhoneはAACでLDAC使えないからプレーヤーいるなぁ」
と連想し、プレーヤーを少し調べてしまい、結果またポチリと。

届いたのがShanling M0ProというDAPになります。
対応コーデックはSBC/AAC/aptX/LDACになります。

SDカード対比になりますが、めっちゃ小さい&軽い!!
もうこんな時代なのね…と驚きました。

とりあえずMicroSDカードに車同様にFLACを転送し、LDACで視聴。
MP3→FLAC変更が一番の要因だとは思いますが、格段に音が良くなりました。

ワンコの散歩で早速活用!とやってみたのですが、上着のポケット(腰のあたり)に本体を入れていると音がプチプチ切れる…
LDACのモードが最高音質/標準/接続優先の3モードがあり、最高音質にしていたのが原因でした。
ただ、標準でもたまーにプチっと音が切れるので接続優先にせざるをえず、ちょっとストレスを感じました。

そこから
「有線で繋ぐしかないかぁ」
「M1Proがバランス接続(4.4mm)に対応してるみたい。バランス接続やったことないので試してみよう」
「じゃあ4.4mmにリケーブルできるの探してみるか」
となり、1万クラスでなんかいいの無いかなぁ…と見ていった結果、またポチったのがこちら。

水月雨(MOONDROP)の「群星 – STELLARIS」になります。
これもドライバーの大きいもの(14.5mm)、再生帯域の広いもの(10Hz~50000Hz)で選びました。
高域はもはや聞こえるはずは無いですが、低域の10Hzにちょっと期待。

あと、ドライバーが平面磁界型という特殊なもので、インピーダンスは高い(36Ω)ですがM0Proの出力が高い部類(236mW@32Ω)だったので鳴らせそうだと思ってこれにした感じです。

SOUNDPEATSと比較するのが申し訳無いくらい色々な所にお金がかかってる感じです。
これで1.2万位。もっとしそうな感じのモノなのに、恐ろしやでした。
ただ、ワタシが購入した時期がギリだったようで、新品だとプレミアで倍になってる模様…

早速視聴してみました。
劇的な変化!! 高音も出るわ、低域もSOUNDPEATSとは別次元だわ、音がいい感じに分離してるわで素晴らしい…。
特に女性ボーカルの曲はボーカルがいい感じに耳に入ってきて、所有曲を色々聴き直しましたw

これを購入する際についでに
「バランス接続用のケーブルも買っとこ」
と思って、買ったケーブルに変更してみました。

STELLARISはCIEM 2pinと呼ばれる規格のようで、これのピンピッチ0.78mmのものでした。
こんな感じでブスっと挿す感じです。少し使用中にスポンと抜けないか気になりましたが、そもそもキッチリ挿さるので抜くときも簡単に取れない位でした。

リケーブルのケーブルを探すときはピン規格、ピンピッチ、本体側ジャック径で選べば良いようです。
STELLARISでいえば、CIEM 2pin/0.78mm/4.4mmとなります。

最初分からなくて色々調べたのでメモを残しておきます。

規格名説明
2pin根本からピンが出てるタイプ。
ピンピッチが0.75mmと0.78mmがあるが0.78mmが主流。
CIEM 2pinCustom In Ear Monitorの略。
ピンの根本に四角い出っ張りがあり、そこからピンが出ている。2pinと互換あり(挿さる)。
このタイプのイヤホンは端子部に掘(くぼみ)がある。
ピンピッチが2pin同様0.75mmと0.78mmがあるが0.78mmが主流。
MMCXMicro Miniature CoaXialの略。
小さい同軸ケーブル(ビデオ端子)みたいな形のもの。
QDC中国のイヤホンメーカーQDC社の独自規格。C typeとも呼ばれている。
2pinとは一応互換あり(ピンの周りを軟質樹脂で覆っているのが違い)。多分軟質樹脂をカットしないと刺さりきらない。
ピンピッチは0.75mmのみ。
TFZ中国のイヤホンメーカー THE FRAGRANT ZITHER社の独自規格。
2pinの独自端子亜種。

で、バランス接続した結果、低音が少しだけ更に出るようになったのとちょっとだけボーカルが近くに寄ってきた感じがしました。

これでDAP周りは完了かなーとも思っていたのですが、
「ここまで低音出るなら自分の好みだけどもうちょっと低音出ないかなぁ」
「FLAC 250GB分のファイルのせいなのか、画面の動きが1テンポ遅いのとタッチパネルの反応もなんだかいまいちなんだよなぁ」
が残りで出てきましたw

といことで、この解消のためDAPを替えることに。

同じく、ShanlingのM1Sになります。
ただ、さすがに新品はもうやめようと中古で保護ケース付きでM0Proと同じくらいの値段で出てたものを購入しました。

CPUがIngenic X1000(2015年)→X2000(2020年)で大幅高速化、画面が1.54inch 240×240→2.8inch 640×480と高精細化。
出力もバランス接続時で236mW@32Ω→245mW@32Ωとちょっと増えています。
平面磁界型のイヤホンの低域はプレーヤー出力によって変わるようなので期待。

画面広いは正義。色々見やすくなりました。
画面の動き、タッチパネルの反応もiPhone等と比べるとさすがに間がありますが、M0Proに比べるとだいぶ改善され我慢できる範囲になりました。

で、肝心の音です。

視聴した結果、M0Proから全域更に良くなった感じ。
ボーカルが更に少し近づいてきたのと、それぞれの音がより良い感じに分離したことを感じました。
気になっていた低域もビンゴ。より出るようになりました。

ワタシの低域テスト用の曲、スチャダラパーの今夜はブギー・バックを聞いてみたところ、イヤホンでこの低音聞こえるんだ…とビックリでした。
低域の音圧も少し上がって自分の好みになりました。

ということでここまできてやっと満足ですw
ワンコの散歩のお供としてバッチリになりました!


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