最近発売されているAndroidタブレットのCPUがAtomを使ってるのでWindows8.1が入れられるという記事を見つけ、値段も2.5諭吉と安かったので速攻ポチってしまいました。
届いてから色々と苦労しましたがなんとか稼動し始めましたので手順を公開します。
以下のサイトを参考にさせて頂きましたが、手順が若干分かりにくかった所とか変わった所があるのでそこは直しています。
【組み合わせ検証】「Teclast X98 3G」 Windows 8.1 インストール方法 完全版
※注意※
本手順を行う場合はあくまでも自己責任の上で行って下さい。
本手順によって生じた不具合や問題の責任をワタシは取りません。
#2014.08.11追記
表示が化けて見れたもんじゃない状態でした。失礼しました。
1. 必要なものを準備する
まずはハード。以下を準備します。
- Teclast X98 3G
- Windows PC(ワタシの環境ではWin8.1 x64とOSX上のParallelsで走らせたWin8.1 x64で動作を確認しています)
- USBメモリまたはUSBカードリーダー & microSDカード : ワタシは後々X98に刺そうと思っていたmicroSDを一時的に使う為、後者としました。
- USBハブ: 親側のコネクタがmicroUSBのもの。1ポートあれば問題無いが念の為キーボード/マウスも接続できるように3ポートあると吉。
セルフパワー仕様でなくても安いバスパワーのやつで大丈夫でした。オススメはコレ。
- USBキーボード
次にソフト。以下を準備します。
- Windows8.1 32bit版(ワタシはproを用意) DVD
※64bit版はAtomプロセッサ搭載機は32bit UEFIの為、ブートが不可能という事でインストール出来ないようです。
- X98 3G Android〈=〉Win8.1 TP驱动 (Pass : 123k)
- ダウンロード方法
フォルダの『X98 3G Android〈=〉Win8.1 TP驱动』のリンクをクリックするとファイル一覧になるので
以下の対象ファイルのチェックボックスだけを選択し、『下载』をクリック。
ウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればまとめられたzipがダウンロード出来ます。
- 対象ファイル
- adb命令.rar
- fpt-tools-package.rar
- FPTW.rar
- X98 3G WIN8.1固件 (Pass : zykw)
- ダウンロード方法
2.と同様フォルダのリンクをクリックし、各ファイル名の右側に出てくる『↓』をクリックすると
ウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればそのファイルがダウンロード出来ます。
- 対象ファイル
- WinPE.rar
- X98_3G_windows_20140611.part1.rar
- X98_3G_windows_20140611.part2.rar
- teclast_intel_usbdrv_tools.zip
- ダウンロード方法
画面下部の『联通下载』か『 电信下载』をクリックすればダウンロード出来ます。
- 対象ファイル
- iSocUSB-Driver-Setup-1.0.4.exe
- IntelAndroidDrvSetup1.5.0.exe
- ManufacturingFlashTool_Setup_6.0.30.exe
- CUSTOM_CONFIG.INI
- Windows 7 USB/DVD Download Tool
- x98_3g(hkc1)_v1.13_20140717_113A.zip (Pass : pji5)
- ダウンロード方法
画面上部の『下载(312.23M)』をクリックするとウインドウが出るので『普通下载』をクリックすればそのファイルがダウンロード出来ます。
- Release_X98_3G_20140627.rar (Pass : n2l1)
- ダウンロード方法
『台电x983G』フォルダのリンクをクリックし、『Win8_6月27日更新BIOS』フォルダのリンクをクリックします。
『Release_X98_3G_20140627.rar』のチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックするとダウンロードできます。
- Windows8.1ドライバセット (Pass : jxpq)
- ダウンロード方法
『X98驱动备份』フォルダのチェックボックスにチェックを入れ、『下载』をクリックするとダウンロードできます。
2. Windows8.1インストール媒体の作成(USBブート)
USBメモリ(またはUSBカードリーダー接続の記録媒体)にWindows8.1のインストールイメージを作成します。
- 『Windows 7 USB/DVD Download Tool』をWindows PCにインストールします。
- Windows 7 USB/DVD Download Toolを起動し、Windows8.1 32bit版を用意したUSBメモリに導入します。
- Windows PC上にフォルダを作成し、『WinPE.rar』『X98_3G_windows_20140611.part1.rar』をそのフォルダに解凍します。
※X98_3G_windows_20140611.part2.rarはpart1解凍時に自動で合わせて解凍されるはずです。
※解凍時ファイルの上書きを聞いてきた場合は全て『はい』で進めます。
- 解凍した内容をUSBメモリに上書きコピーします。
3. Androidファームを1.11→1.13にアップデート
- X98でAndroidの設定を開き、メニューの下から2番目をタップし右上のトグルをonにしたうえで、USBなんたらのチェックをonにします。(USBデバッグモードを有効にする)
- Windows PCでiSocUSB-Driver-Setup-1.0.4.exeをインストールします。
- IntelAndroidDrvSetup1.5.0.exeをインストールします。
- ManufacturingFlashTool_Setup_6.0.30.exeをインストールします。
- CUSTOM_CONFIG.INIをManufacuringFlashToolのインストール先へコピーします。
※x86の場合はc:¥program files¥intel¥manufacturing flash tool¥配下
※x64の場合はc:¥program files(x86)¥intel¥manufacturing flash tool¥配下
- ManufacturingFlashToolを起動し、File→Settingsを開きます。
- X98をWindows PCへ接続します。
- デバイスマネージャを開き、Intel Android Phone→Intel Android ADB Interfaceを右クリック→プロパティ→詳細を開いてプロパティから『ハードウェア ID』を選択し、書かれているVIDとPIDを控えます。
- X98をシャットダウンし、電源を切ります。
- 6.で開いた画面のSOC DevicesのVIDを『8087』、PIDを『0A65』に変更し、
Android DevicesのVIDとPIDを8.で控えた内容に変更します。
- x98_3g(hkc1)_v1.13_20140717_113A.zipを解凍します。
- File→Openにて、11.で解凍した中にあるflash.xmlを選択します。
- Status Messagesに Ready to flash! の表示となったらX98の電源ボタン、音量+-の3つを同時押ししロゴが表示されたら指を離します。
- 進行バーが11%の所で止まる為、再度8.と同様にVID、PIDを控え、10.のAndroid Devicesを再度変更します。
- 進行バーが進み100%となったら、X98の電源ボタンを10秒押し電源を切ります。
- X98の電源ボタンを押して起動し、Androidが立ち上がったら設定を開き、メニューの一番下をタップしBuild Numberが1.13になっていたら完了です。
4. Windows用BIOSの適用
- Windows PCでドライブ直下に英数字のディレクトリを作成します。(以下手順ではc:¥x98とします)
- c:¥x98配下にadb命令.rarとfpt-tools-package.rarを解凍します。
- Release_X98_3G_20140627.rarを解凍し、中にあるTD01X983G.BINをc:¥x98¥fpt-tools-package配下へコピーします。
- コマンドプロンプトを管理者で起動します。
- 以下を入力します。
- c: [Enter]
- cd ¥x98 [Enter]
- adb push fpt-tools-package data/local/tmp/ [Enter]
- adb shell [Enter]
- cd data/local/tmp/ [Enter]
- chmod 0777 FPT [Enter]
- su [Enter]
- ./FPT -F TD01X983G.BIN [Enter]
y/nを聞いてきたらY [Enter]を行うとBIOSアップデートが開始されます。
- X98の電源ボタンを10秒押し電源を切ります。
5. BIOS設定 & Windows8.1 インストール
- X98にUSBハブを接続し、USBハブにキーボードとWindows8.1を入れたUSBメモリを接続します。
- X98の電源ボタンを押して、その後delキーを連打します。
- しばらくするとBIOSの画面になります。以下を設定します。
- [Advanced]→[CPU Configuration]→[Power Technology]をdisableに変更
(Turbo Boostが効かなくなる為、クロックは1.33GHz固定になります。Wifiに問題が無ければ元のままでも良いと思われます)
- [Advanced]→[Miscellacneous Configuration]→[Enable DBG2 Table]をDisabledに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[DVMT Pre-Allocated]を128MBに変更
- [Chipset]→[North Bridge]→[Intel IGD Configuration]→[Aperture size]を256MBに変更
- [Save & Exit]→[Save Changes and Exit]を実行します。
- USBメモリの内容に問題が無ければWindows8の起動画面になり、その後インストール処理(コマンドプロンプト画面)が進みます。
10分程度で表示が『Operation Successful.』となれば完了です。
USBハブを外し、電源ボタンを10秒長押しで電源切断したあと、再度電源投入すればWindows8.1になっているはずです。
※インストール処理中、他のエラーで止まってしまった場合はUSBメモリの作成に問題があるようです。
電源ボタンを10秒押し電源を切ったあと、USBメモリを再作成した上で5-1.からやり直してみて下さい。
6. 言語設定
Windows8.1の初期セットアップ時点では日本語ではない為、日本語に向けた設定を行います。
- Region and languageの画面になったら、
- Country or region : Japanを選択
- App language : Japanese(Japan)を選択
- Time zone : (UTC+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyoを選択
- Windows起動後デスクトップを表示させ、画面右スワイプでチャームを表示させます。
- [Settings]→[Control Panel]→[Clock, Language, and Region]→[Language]→[Japanese]→[Options]を開き、
Download and install language packをクリックして言語パックをインストールします。(ネット接続されている事が必須です)
- インストール後、[Language]に表示されている[English]をdeleteし、Windowsを再起動すれば日本語表示になります。
7.ドライバの更新
3G モデムはデバイスマネージャー上不明なデバイスとなっている為、これを正しく認識させます。
- Windows8.1ドライバセットをX98上で解凍し、更に以下を解凍します。
- Communications Port.zip
- Comneon Mobile Highspeed MI.zip
- Comneon Mobile Highspeed Modem.zip
- Comneon Mobile Highspeed Port.zip
- Comneon_High_Speed_Modem_Driver_part.zip
- それぞれの解凍フォルダの中にあるxxxxx.infファイルを右クリック→インストールを選択します。
※再起動を聞いてくるかもしれませんが一旦無視で大丈夫です。
- Comneon_High_Speed_Modem_Driver_part.zipについては、解凍後の
3.33.0¥WMC_comneon2_3.33.0¥_disk¥setup.exeを実行します。
『This Setup cannot run on the current operating system』という表示のウインドウが表示されますのでOKをクリックします。
プログラム互換性アシスタントが起動しますので、『Run the program using compatibility settings』をクリックするとインストーラーが起動します。
- 一通り入れ終わったらWindowsを再起動します。
これで、おしまいです。
結構手順長いですね…
今のところ確認出来ている不具合もあるのでそのあたりは別記事に書きます。
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