エアクリ遮熱Box

2010/11/06 2020/05/18

毒キノコ化すると気になるのは吸気温度。特に夏の渋滞はエンジンの熱をモロに拾って走り始めが重く感じる程です。
BHの時はダイソーの発泡PPシートを使って遮熱板を作っていたので、その時買い貯めてたものを使って試作を繰り返してたのですがイマイチ効果が納得できず、そうこうしているうちに発泡PPシートの在庫が底をつき、ダイソーも販売中止状態…。
代わりになるものは無いかホームセンターをしばらく物色する日々が続きましたが、見つけました。代替素材。
Pボードという引っ越しの時の床や壁の保護などに使う、発泡PPシートの仲間です。
3mmと適度な厚みで発泡系なので断熱に優れ、更に軽く、そして安い(1畳位のサイズで450円)。発泡PPシートよりいい感じです。  
ほぼ密閉状態になっています。この状態になるまでに6回作り直しました。(^^;


思ったよりラジエーターを通過した熱風が正面と上面を流れていく事が分かり、側面だけ囲っても温度がどんどん上がっていく事が分かりました。
初期の頃は純正エアクリのように、フロントグリルから導風させていましたが、そこから熱気も導風していた事と導風ダクトを通したのでフロントも囲っています。
また熱は下から上に上がっていくので底も作らないと停止中にどんどん上がっていきます。

で、ここまでやった吸気温の効果は…

  • 冷間時からのエンジン始動後10分程度なら上昇は無し
  • 走行時は外気温プラス1~3℃で安定。
    →前面、上部を囲まないとプラス10℃くらいまでしか落ちませんでした
  • 信号停止時、水温89℃(通常)時は5~10秒/℃の上昇。水温90℃台(回したor夏の長時間渋滞)時は1~5秒/℃の上昇
  • 40℃後半以降は上昇の勢いが衰える。10~20秒/℃の上昇
  • なので、通常の信号待ちなら5~10℃位の上昇で済む
  • 20km/h位出ていれば非常に緩やかだが吸気温は落ちてくる
  • 走行時の温度下降は1~2秒/℃のスピード

といった感じです。


更なる改良点とすれば導風ダクト部分になります。まだこの部分がイマイチうまくできていません。
すきまテープ貼ってても隙間出来てるし(笑)
ダクト周りの隙間からジワジワ熱気が入ってきてるようです。
ただあんまり狭くすると設置し辛くなってしまうので囲み方を考えないといけなさそうです。

あとはエアフロの配線のおかげで上蓋が微妙にバッテリー側だけ隙間が出来てしまうのも温度が上がる要因でしょうね。
とはいえ完全密閉にしてしまうとアクセルをガバっと開けた時にしぼんでしまう可能性があるので細かく気にしすぎるのもダメそうです。

でもこれで夏場の出だしが非常に軽くなりました。もう冬になっちゃったけど。(^^;

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