2023/12/03 2023/12/03
以前あとは24-70mmがあればもうレンズ打ち止め的な感じで書きましたが、なぜか手元に違うレンズがw
「CONTAX G Biogon 2.8/28 T*」です。
すっかりZeiss教信者になってしまったワタシは色々とZeissレンズの種類等を調べ始めてしまい、広角系レンズの最高峰と称されるBiogonと出会ってしまいましたw
Zeiss広角系はDistagonだと思っていたところに、Biogonという存在を初めて知ったのですが大きな理由は、
Distagon : 一眼レフ向けのレトロフォーカス型広角レンズ
Biogon : レンジファイダー向けの対称型広角レンズ
ということで、一眼レフ系のレンズでなかったので知る機会が無かったということのようです。
Zeissはレンズの構成群として名称をつけているようで、一眼レフ、レンジファインダーで異なるレンズ構成であるがために名前も違っているということのようです。
Biogonはバックフォーカス(レンズ後端と素子(フィルム)との距離)が近い設計となってしまうため、一眼レフだとミラーに当たってしまうということで別設計でDistagonを作ったという感じみたいです。
Biogonの後玉ですが、マウントからこんなに飛び出てます。そりゃミラーに干渉しますわな…
私がこれまで使っていたα100〜77IIのようにデジタル一眼「レフ」だと使えないレンズですが、α7IVのようなミラーレス一眼であれば論理的には使える形となります。
(ミラーレスであってもバックフォーカスが足らなくてダメな場合もあるようです)
今回手に入れたレンズですが、CONTAX RTX系(ヤシコンマウント)ではなく、 CONTAX G系(Gマウント)になります。
なので、マウントアダプターも別物になります。
ヤシコンマウント同様、K&F CONCEPTのマウントアダプターを用意しました。
今回マウントアダプターを手に入れるまで少し気にしていたことがあって、それが絞り環のズレです。
1枚目はF2.8、2枚目はF22にした状態なのですが、目印から盛大にズレまくってます。
Gマウント自体がスピゴットマウントという特殊な締め付け方法になっており、マウントに装着した際に正しい形となるようです。
マウントアダプターに装着後、0.5m〜∞部分を更に回すことで締め付けとなり、これによって絞り環の位置がちゃんと定まりました。
Biogon入手直後のチェック中にこれに気がついて、うわー変なもの掴まされたと思ったのですが正しい状態でしたw
一旦レンズ周りをバラして掃除した際に絞り環の状態も確認したので、まぁダメだったら自分で直せそうだなとは確認できました。
後玉はマウントアダプター付けるとだいぶ引っ込んだように見えますが、まだちょっとはみ出てる感じでした。
実際に装着するとこんな感じ。
CONTAX Gはモーター駆動のAFのためフォーカスリングがレンズには付いてません。
代わりにマウントアダプター側にフォーカスリングが付いてます(シルバーのギザギザの部分)
ただ、すごく動きが渋重い状態だったので一旦マウントアダプターをバラしてグリスを取り除き、代わりにドライファストルブを吹いてあげたら大分改善しました。
耐久性がよくわからないのでしばらく使って様子見てみます。
試写してきましたが、中央部の解像度は恐ろしいですね…
周辺部解像度はちょっと流れる感じです。
周辺減光はゼロではないもののこんなものか位です。むしろいい味出してます。
遠景とか木々を取るにはいいレンズかも。
もうレンズは打ち止めにしたいけど、ブラックフライデーのセールで安かったからM42のマウントアダプターが手元にあるのはどうしようw
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